【特殊伐採】
お客様から家の裏の林の枯れ葉が樋に詰まって困ってるんです。
と相談依頼がありました。
詰まっている樋の掃除も、もちろんさせていただいたのですが、
根本の原因は毎年枯れ葉が落ちてくること!ですよね。
落葉広葉樹や竹笹はやっぱり葉が落ちます・・・。
植物の生育を止めることはできません。
二酸化炭素を取り込んで、成長してくれています。
生きものですから、お互い様です。
ですが、屋根の上に掛かって、日陰になりでジメジメします。
枯れ葉も直に屋根の上に落ちてきてしまっています。
ですので、屋根に近い部分だけでも伐採してはどうかと提案しました。
障害物が多く狭い場所なので、重機も入りませんし
高い木を根元から切って倒す場所もありません。
そこで今回は特殊伐採といって、ツリークライミングなどの技術を用いた
木の上部からだんだんと枝葉幹を切り落としていく作業で進めることになりました。
『アーボリスト-樹護士』と呼ばれる技術者です。
樹木の生育を促したり、樹勢を回復させたり、
剪定や伐採、様々な知識や技術を身に着け、
高木を適切に管理することができる専門家のことです。
フルハーネスと呼ばれる墜落制止用器具をつけ
腰に回したロープを使って登ったり、下ったり、一つ間違えば大きな事故につながります、
技術者がひと工程、ひと工程、丁寧に仕事を進めていきます。
一番大きな桐の木は、およそ10mはあったのではないでしょうか
写真に写った職人さんが小さく見えますよね。
2日間の作業でしたが、事故もなく無事に終わってなによりです。
周辺も整備されて、きれいになりました。ありがとうございました。
今回は区域外だった為、伐採の届出はいりませんでしたが、
必要な場所もありますので、ご興味ある方はご相談ください。